院長甲斐睦章
延岡市生まれ。1988年、宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)を卒業し九州大学整形外科学教室に入局。関連病院や潤和会記念病院、国立病院九州医療センター(現・九州医療センター)で人工関節手術やリウマチ治療などに携わる。1997年に再び潤和会記念病院へ赴任。2013年3月まで勤務し、同年6月に開業。幅広い医療の提供をめざしている。
複数の診療科と連携しながら
一人ひとりに寄り添う医療を提供します
私は延岡市出身です。城山の鐘の音、五ヶ瀬川のアユが私のルーツでもあります。中学・高校時代はバスケットボールで汗を流しました。整形外科を受診する機会が多かったこともあり、スポーツ整形外科の医師をめざして医科大学に進学。九州大学整形外科学教室の関連病院で研鑽を積み、人工関節手術やリウマチ治療を専門とするようになったきっかけは、恩師との出会いです。勤務医時代は多数の手術を執刀してきましたが、もっとゆっくり患者さんと向き合いたいと思うようになり、宮崎神宮の近くという私にとって最高の場所を見つけたため開業を決意しました。一昔前、リウマチは治らない病気といわれてきました。しかし今では医学の進歩により完解が期待できます。そのためには早期発見・治療が大切です。家族や親戚にリウマチ患者さんがいる方で気になる症状がある場合には、早めに専門の医師を受診してください。当院では、一般的な整形外科の疾患や内科の症状も診察が可能です。リハビリテーション施設も備えていますので、気になること、悩んでいることがあれば気軽にご相談ください。
循環器内科医師木田修
熊本大学医学部卒業。宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)第一内科に入局後、血圧を調整するレニン・アンジオテンシン系の研究で博士号を取得する。同大学医学部附属病院や潤和会記念病院、山元リハビリテーションクリニックで高血圧や心臓病の治療に従事。できる限り負担の少ない治療の提供をめざして、合併症の内科的ケアを含めてトータルな治療に注力している。
できる限り治療の負担を軽減するために
まずはお話を聞かせてください
私は約15年間、高血圧に関する研究に携わりました。博士号を取得後は大学病院やクリニックで高血圧や心臓病の治療に従事し、大学院の指導教官を務めていたこともあります。介護保険制度の制定や認定審査にも関わってきました。甲斐院長とは勤務医として一緒に働いていた時期があり、ご縁があってともに患者さんをサポートさせていただいています。リウマチは関節の病気というイメージがあるかもしれませんが、心臓や肺にも合併症が出やすい疾患です。そのため症状によっては処方する薬の内容が変わってきます。少しでも負担を軽減するために内科領域の薬はなるべく減らすことで無理なく治療を続けてもらえるように心がけています。また循環器にばかり目を向けるのではなく、肝機能などを含めた全身管理も大切です。10年以上、長期間にわたってお付き合いのある患者さんが、がんなどの重篤な疾患を発症する可能性も否定できません。その兆候を見落とすことがないように注視しています。じっくり話を聞くことが私の信条です。不安や疑問を一緒に解決しましょう。
呼吸器内科医師飯干宏俊
幼少期にアトピー性皮膚炎の治療のため通院していたことで医療現場を身近に感じ、医師を志す。宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)を卒業後、同大学附属病院第三内科に入職。その後、宮崎県済生会日向病院、宮崎県立日南病院、宮崎東病院、宮崎市郡医師会病院で勤務。肺がんや間質性肺炎、気管支喘息、肺気腫の診療に携わる。 2022年8月より現職。
風邪のような症状でも要注意
長引く症状は早めの受診を
私は大学を卒業後、呼吸器疾患の治療に携わってきました。これまでに、肺がんや間質性肺炎、重症肺感染症、気管支喘息、肺気腫、気管支肺炎など、多くの症例で経験を積んだことが今の診療にも生かされています。約30年、呼吸器疾患を専門としてきた中で特に大切にしているのが問診です。もちろん検査も必要ですが、咳や痰が出るタイミング、安静時もしくは運動時の息切れ、アレルギー症状の有無、生活環境など、患者さんから話を聞くことが診断の手がかりとなります。「単なる風邪だろう」という症状でも重篤な疾患が隠れているかもしれません。2週間以上症状が治らない場合はご相談ください。また、リウマチの患者さんは3~6割の方が肺疾患を併発しているというデータがあります。この合併症について、わかりやすく説明し、症状をコントロールすることが私の役割の一つです。当院では一般内科の診療のほか、禁煙治療や睡眠時無呼吸症候群治療にも対応しています。些細なことだと自己判断せずに、少しでも不安や疑問があればいらしてください。お待ちしています。
地域に根差して、幅広い診療を行っています
整形外科、循環器内科、呼吸器内科の診療、リハビリを提供し、総合病院と同等の診療が受けられる環境を整えています。
循環器内科のエキスパートによる診療
高血圧症や糖尿病、脂質異常症、心臓、腎臓など幅広く診療しています。循環器系に不安や悩みがある方は気軽にご相談ください。
呼吸器内科も専門の医師が対応します
咳や痰などの一般的な呼吸器の症状から喘息、肺気腫のほか、禁煙治療や睡眠時無呼吸症候群の治療にも対応しています。
リウマチの合併症にワンストップで診療
各分野を専門とする医師が在籍し、心臓や肺への合併症にも対応可能です。リウマチを全身疾患と捉え、各科で連携しています。
充実したリハビリ施設も完備
4人の理学療法士が腰痛や肩の痛み、運動器不安定症に対するリハビリのほか、スポーツ競技を行っている学生もサポートします。
自由診療も提供しています
気になることがあれば気軽にご相談ください。診療科の枠を超えて、各科で連携しながらオーダーメイドの治療を進めていきます。
循環器内科
高血圧や心臓病治療に従事してきた専門の医師が診療を担当します。糖尿病や脂質異常症、腎臓病など幅広く診療していますので、いつでもご相談ください。またリウマチは関節の病気というイメージがありますが、多くの方が合併症を併発していることが多く、循環器疾患もその一つ。そのため合併症への対策が必要不可欠です。当院では各科と連携して薬の管理なども行いますので、ご安心ください。
呼吸器内科
咳や扁桃腺の腫れなど、一般的な風邪の症状のほか、喘息、肺気腫などの呼吸器疾患、禁煙治療や睡眠時無呼吸症候群の治療を行っています。担当するのは、大学病院などで肺炎や肺気腫の臨床経験が豊富な医師です。風邪と似たような症状でも、がんやアレルギー、重篤な感染症、自己免疫疾患の可能性があります。症状が2週間以上続く場合には専門の医師の診察を受けましょう。
整形外科
院長の専門はリウマチ治療と人工関節手術です。運動器障害の中では股関節や膝関節を得意としており、注射やリハビリを行う保存的治療にも対応しています。最も大切にしているのは患者さんのADLやQOLを維持していくこと。そのため、手術を適応すべきかは、院長がこれまでの経験に基づいて適切に判断。一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。
リハビリテーション
リハビリルームには、理学療法士4人が在籍しています。腰痛や肩の痛み、運動器不安定症のほか、スポーツ競技を行っている学生に対しては、競技に復帰できるように理学療法士と院長、そして現場の指導者が話し合って対応します。ご高齢の方に多く見られるロコモティブ症候群は、筋力や関節の機能が低下するため、リハビリが重要です。当院では生活背景を考慮した対応を心がけています。
医療法人 けいあい かいクリニック
宮崎神宮の南側、県立の図書館や芸術劇場、宮崎県総合文化公園の東側にあります。